【AKB48の現在】次期センターメンバーは?過去の経緯・今後の課題点

2020年で活動15年目を迎える国民的アイドル、AKB48

 

CDに握手会参加券という付加価値を付けて売上枚数の増加を目論む「握手会商法」や、個人ファンの資産でも推しの子を選抜メンバーに送り込める課金投票システムを導入した総選挙など、現代型アイドルビジネスの基本モデルを確立させた功績は余りにも大きい。

また、2010年以降、ポストAKB48を狙って有象無象のグループアイドルが乱立した「アイドル戦国時代」の先頭を常に走り続け、アイドル業界というマーケットの規模自体を飛躍的に拡大させた。


今では誰も疑問に思わない

「アイドル=複数名のグループ」

的な考え方もモーニング娘。の頃から芽生え始めていたが、AKB48のプロデュース戦略が成功を収めたことによって、ソロアイドルの衰退傾向が更に加速していったという事実も見逃せない。

AKB48の出現以降、アイドル界におけるほぼ全ての常識がアップデートされたといっても過言ではないだろう。

それほど強い影響力を長年に渡り業界に及ぼしてきたAKB48だが、令和に突入し、さすがにその勢いには衰えが見え始めている。

2019年3月には毎年6月ごろ開催「AKB48選抜総選挙」が、2019年以降開催しないと発表。

生命線であるCD売上枚数こそ今なお高い水準をキープしているものの、ファンの絶対数に関しては数年前から頭打ちになっているのが正直なところ。

もちろん当面の間は大崩れすることがないであろう「安定期」に入ったという見方もできるのだが、一時期の

「TVをつければAKBの誰かが映っている」

状態と比べて外部のメディア仕事が激減しており、やはりそこは業界の盟主として君臨してきたプライドが許さないだろう。

 

この記事では、ここ最近のアイドル業界におけるAKB48の現状を考察すると共に、今後の活動でポイントとなってくるグループの課題点なども分析していきたい。

 

乃木坂との力関係の逆転

多少なりともアイドル業界に興味のある方なら、AKBの公式ライバルとして生まれた後発グループである乃木坂46の人気がAKB48を上回っていることはご存知だろう。

数年前からネットニュースなどでも頻繁に取り上げられており、AKB48ファンにとっては残念だが否定できない事実である。

では、AKB48と乃木坂46の力関係が実際に逆転したのは具体的にどのあたりのタイミングなのか。

 

オリコンに「年間アーティストトータルセールス」というランキングがある。

これはシングルCDだけでなくDVD・Blu-rayなど映像作品の売上も含めた、アーティストの年間総合実績を示す指標なのだが、2016年度のランキングで初めて乃木坂46がAKB48を抜いて3位に浮上した(AKB48は4位)

ちなみにシングル売上だけならこの年もAKB48が1位「翼はいらない」から4位「ハイテンション」まで上位を独占。

握手券目当てのCD需要には依然として衰えがなかったものの、見て分かる通り一般層に浸透していないタイトルが目立つようになり、一部コアファンの「買い支え」傾向が始まったといっていい。

更に2017年2月、さいたまスーパーアリーナでの乃木坂46・橋本奈々未の卒業ライブと代々木第一体育館でのAKB48・小嶋陽菜の卒業ライブがほぼ同時期に開催

乃木坂46が3日間で約11万人を動員したのに対し、AKB48は2日間で2万5000人の動員と、1日あたりの動員数では明らかに乃木坂46に水を開けられる結果に

CDセールスという数値上の人気だけではなく、実質的なファンの人数や熱量も乃木坂46がAKB48を追い越したのが決定的となった。

 

2019年以降ますます差をつける乃木坂46

直近の状況だと、2019年度の年間アーティストトータルセールスで乃木坂46が嵐に次いで2位。トータルランキングは公式には5位までしか公表されないのだが、AKBは5位にも入らなかった。

ただ、シングルCDランキングでは1位「サステナブル」、2位「ジワるDAYS」とそれでもAKB48がワンツーフィニッシュ。3位と4位が乃木坂46だった。

一方でデジタルシングルランキングやストリーミングではAKB48・乃木坂46共に1曲も20位以内に入っておらず、やはりどちらも現物のCDに付属してくる握手券で売上を確保しているのは間違いないのだが、乃木坂46はアルバム「今が思い出になるまで」が年間ランキングで堂々の3位。

楽曲もそれなりに評価されている乃木坂46と比べ、AKB48のほうがより「握手券頼み」の傾向が顕著であるということが言える。

 

「清楚なお嬢様」路線でビジュアル面の強化を徹底してきた乃木坂46だが、初期は「七福神」などと呼ばれたフロントメンバーと後列メンバーとの間での熾烈なポジション争いを自らの冠番組内で煽るような、いわゆるAKB48的な少し泥臭い演出もあった。

ただ、ここ最近はセンターの苦悩であったり選抜落ちメンバーの挫折といった裏側のストーリーの露出を控え、仲良しグループ感を前面に押し出している。

コンプライアンスが厳格化されている昨今、仮にメンバー間の対立があったにせよそこの部分をあまり見世物にしない方針が社会の風潮にうまくマッチしたというのもプラス材料と言っていい。

 

劇場公演の意義が問われる時期

AKB48劇場外観

では今後のAKB48も、過去のドキュメンタリー映画や総選挙で残酷ショーとして公開していたような「グループ内競争」の要素を排除すればいいのではないか…と思うのだが、これに関して言うと、

実はAKB48が掲げる

「会いに行けるアイドル」

という元々のコンセプトが意外な障壁となっている。

秋葉原AKB48劇場の光と影

AKB48のグループ内に競争社会が生まれてしまう最大の原因が「自前の劇場を運営していること」

ほぼ年中無休で行われている劇場公演はメンバーのステージ経験値やダンススキルを高め、ファンとの親密度を高めるという意味では確かにメリットがある。

ただ、ここが怖いところなのだが、生の舞台というのはその時点での本人の実力とコンディションがすぐに結果となって返ってくるため、精神的な負荷は非常に高い。

観客からの声援が薄く、ダンスでの細かなミスが目立つメンバーは翌日の公演から即座にポジションを後方に下げられてしまう可能性もある。

自分がグループ内でどの程度パフォーマンススキルがあり、何番目に人気があるのか、いわゆる「序列」が毎日のように目まぐるしく変動していく厳しさは想像を絶するものであり、メンバー間でピリピリした対立意識が芽生えるのは防ぎようがない。

これに加えて

  • 劇場では評価が高いのにTVでは選抜として呼ばれない
  • 他の姉妹グループから移籍してきた子に突然ポジションを奪われる

のような諸々のややこしい問題も発生してくるため、必然的に嫉妬や焦りの感情が優先してしまう。

もちろん劇場での頑張りが認められて「干されメン」から選抜に昇格した子もいるので、そのような子にとっては劇場公演が自分をアピールする唯一のチャンスではあるのだが、観客の反応が即座にフィードバックされ、運営からプッシュされるかどうかの評価対象となってしまう劇場公演はまさに諸刃の剣といってもいい。

 

コロナ以降、リモートでの劇場公演や自宅からのダンス配信など直接的には結果が見えにくいコンテンツも増え、「誰も傷つかない活動体制」へと徐々にシフトしている印象があるが、個人的には時代にフィットした良い傾向であると感じている。

この先AKB48が乃木坂46を再逆転するには、いかにグループ内での過剰競争による無駄なメンタルの消耗を抑え、組織全体のイメージを向上させていくかがポイントとなるだろう。

 

絶対的センターの不在

AKB48の現在のセンターが誰か?と聞かれた時、ほとんどの一般人が答えられないだけではなく、「アイドルに詳しい」と自称する人でも名前はおろか顔すら浮かばないのが現状である。

2020年3月18日発売のシングル「失恋、ありがとう」のセンターを務めたのはチーム4の山内瑞葵(16期)だが、名前を聞いてもピンとこないだろう。

 

AKB48歴代センター(+ボタンをタップすると開きます)
◆2006年
01 会いたかった前田敦子
◆2007年
02 制服が邪魔をする高橋みなみ&前田敦子
03 軽蔑していた愛情高橋みなみ
04 BINGO!高橋みなみ&前田敦子
05 僕の太陽前田敦子
06 夕陽を見ているか?小嶋陽菜&前田敦子
◆2008年
07 ロマンス、イラネ小嶋陽菜&前田敦子
08 桜の花びらたち2008前田敦子
09 Baby! Baby! Baby!前田敦子
10 大声ダイヤモンド前田敦子&松井珠理奈
◆2009年
11 10年桜前田敦子&松井珠理奈
12 涙サプライズ!前田敦子
13 言い訳Maybe前田敦子
14 RIVER高橋みなみ&前田敦子
◆2010年
15 桜の栞高橋みなみ&前田敦子
16 ポニーテールとシュシュ高橋みなみ&前田敦子
17 ヘビーローテーション大島優子
18 Beginner高橋みなみ、篠田麻里子、前田敦子、板野友美、大島優子、渡辺麻友・松井珠理奈
19 チャンスの順番内田眞由美
◆2011年
20 桜の木になろう前田敦子
21 Everyday、カチューシャ前田敦子
22 フライングゲット前田敦子
23 風は吹いている前田敦子&大島優子
24 上からマリコ篠田麻里子
◆2012年
25 GIVE ME FIVE!前田敦子
26 真夏のSounds good !前田敦子
27 ギンガムチェック大島優子
28 UZA大島優子&松井珠理奈
29 永遠プレッシャー島崎遥香
◆2013年
30 So long !渡辺麻友
31 さよならクロール大島優子、渡辺麻友、板野友美、島崎遥香
32 恋するフォーチュンクッキー指原莉乃
33 ハート・エレキ小嶋陽菜
34 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの松井珠理奈
◆2014年
35 前しか向かねえ大島優子
36 ラブラドール・レトリバー渡辺麻友
37 心のプラカード渡辺麻友
38 希望的リフレイン渡辺麻友&宮脇咲良
◆2015年
39 Green Flash小嶋陽菜&柏木由紀
40 僕たちは戦わない島崎遥香
41 ハロウィン・ナイト指原莉乃
42 唇にBe My Baby高橋みなみ
◆2016年
43 君はメロディー宮脇咲良
44 翼はいらない向井地美音
45 LOVE TRIP/しあわせを分けなさい指原莉乃
46 ハイテンション島崎遥香
◆2017年
47 シュートサイン小嶋陽菜
48 願いごとの持ち腐れ松井珠理奈&宮脇咲良
49 #好きなんだ指原莉乃
50 11月のアンクレット渡辺麻友
◆2018年
51 ジャーバージャ岡田奈々
52 Teacher Teacher小栗有以
53 センチメンタルトレイン松井珠理奈
54 NO WAY MAN宮脇咲良
◆2019年
55 ジワるDAYS指原莉乃
56 サステナブル矢作萌夏
◆2020年
57 失恋、ありがとう山内瑞葵

 

絶対的センター 前田敦子

AKB48の黄金期を支えた絶対的センターといえば誰もが前田敦子の名前を挙げると思うが、デビュー当時は高橋みなみがセンター担当の楽曲も多く、また小嶋陽菜&前田敦子のWセンター体制を採用することもあり、センターの座は流動的だった。

前田敦子がAKB48の顔であることがはっきりと証明されたきっかけは何と言っても第1回選抜総選挙

ここで1位を獲得し、シングル「言い訳Maybe」のセンターを任されることになるのだが、

「AKB48で一番人気があるのは前田敦子」

という事実が数字として世間に公開されたのが大きな説得力を持つことになった。

この後、前田敦子を中心に、

  • 大島優子
  • 渡辺麻友
  • 柏木由紀

といった国民的知名度を誇るメンバーがセンターを巡って壮絶な戦いを繰り広げたのがAKB48の歴史そのものであることは間違いない。

 

定まらないセンター後継者

ところが2017年11月発売の「11月のアンクレット」で卒業を控えた渡辺麻友がセンターに立ったのを最後に、それ以降のセンターポジションは「ワンポイントリリーフ」的な感じで若手メンバーを順番に抜擢するようになる。

2018年にリリースされたシングル4曲のセンターを務めたのが

  • 岡田奈々(14期)
  • 小栗有以(チーム8 初代)
  • 松井珠理奈(SKE48 1期 兼任)
  • 宮脇咲良(HKT48 1期 兼任)

本来なら神7が次々と卒業する中で次世代エースになるべき、AKB48生え抜き組の岡田奈々や小栗有以といったところの魅力を一般層にそれほど訴求できなかったのが迷走の始まりという見方もできる。

 

痛かった矢作萌夏の卒業

最も計算が狂ったのが2019年の代表シングル「サステナブル」のセンター、矢作萌夏(ドラフト 3期)

2019年1月にデビューからわずか1年という過去最速のスピードでソロコンサートを開催、3月にシングル「ジワるDAYS」で初の選抜メンバーに。その次の曲でセンターに抜擢と、異例のスピード出世を遂げ、未来のAKB48を背負う固定センターとして推していくかと思われた

しかしその矢先、2019年10月に突然卒業を発表。2020年2月でAKB48を去ることになる。

17歳にして完璧に仕上がった眩しいビジュアル、AKB48の「クラスで10番目に可愛い子」というイメージを根底から覆すほどの圧倒的に男子ウケする清楚さと透明感に加え、体型も非常にグラマーであり、1~2年後には水着グラビア等で爆発的な需要が見込めると予測されていただけに彼女の卒業は運営にとってもかなり痛手だろう。

 

センターにふさわしい存在は?

現在、前田敦子のような絶対的な固定センターが存在せず、次期エースを育成するための試行錯誤が続くAKB48。

具体的に次期エース候補の名前を挙げるとすれば、暫定センターである山内瑞葵の他、福岡聖菜、小栗有以、久保怜音、村山彩希あたり。

福岡聖菜(15期)

福岡聖菜はチームBに所属。2018年のシングル「Teacher Teacher」以降安定して選抜入りを果たしており、「TV選抜」と呼ばれる地上波歌番組出演時仕様のフォーメーションでも好位置のポジションをキープしている。

 

小栗有以(チーム8 初代)

その「Teacher Teacher」でセンターに抜擢されたのがチームA・チーム8兼任の小栗有以。チームAで前田敦子ポジションを担当したりドラマ「マジムリ学園」で主役を演じるなど、デビュー3年目に入った頃から一気にグループでの序列を上げ、歌番組でもかなり良いポジションでカメラに抜かれることが多い。

小栗有以はファッション誌「LARME」のレギュラーモデルも務め、また少年誌の巻頭グラビアも頻繁に飾っている。少なくとも現センターの山内瑞葵よりは一般層に顔が認知されていることは確実。

 

久保怜音(ドラフト 2期)

チームBの久保怜音は年齢が16歳と若いことで成長が期待されるメンバーの1人。先述した元メンバー矢作萌夏と同じく、2020年1月にソロコンサートを開催。

2017年後半頃を境に各メディアで小栗有以達と共に「次期エース」として取り上げられるようになり、劇場中心での育成を経て、年齢的にも運営がプッシュするには最適なタイミングに差し掛かっている。

 

村山彩希(13期)

村山彩希はチーム4のキャプテンで、2011年にAKB加入。今年で23歳というベテランの部類に入る。通算1000回を超える劇場公演出演回数を誇り、劇場公演における複数のポジションを記憶。

誰よりも劇場を愛する姿勢は「劇場の女神」と呼ばれ、ダンスの実力は最上位ながら人気が伴わなかったためメディアへの出演はほとんどなく、不遇の時代が長かった。

その努力が認められ、2018年発売の51枚目シングル「ジャーバージャ」で遂に選抜入りした後は一気に注目度がアップ。2020年に入ってからはTV選抜のフロントメンバーまで序列を上げてきており、パフォーマンスの安定性という点では今後センターを任されても不思議ではない。

 

・・・以上の人気メンバーの名前と顔知ってますか?

しかしながら、上に挙げたメンバーの名前に関して、普段から様々なアイドルライブを観ているようなコアなオタクでも「1人も知らない」という可能性が普通にある

AKB48がテレビ番組で歌っている姿は当然チェックしているだろうが、やはり全盛期と比べて各メンバーのメディア露出が激減しているため、画面を観て一瞬で

「まゆゆだ!」

「あ、ゆきりん!」

と個人を判別できなくなっているのが厳しい現実。

HKT48に移籍する前の指原莉乃のように、バラエティー番組で確実に爪痕を残せるメンバーがこれといって見当たらないのも先行き不安な部分がある。

あえて言うなら現在メキシコに留学中のチームA・入山杏奈がドラマで演技力の高さを評価されていたり、同じくチームA・加藤玲奈(10期)がファッション誌でセクシーなランジェリーショットを披露するなど、中堅勢が外仕事で健闘しているが、いずれも歌番組での選抜に入ることは少ない。

チーム4、もしくはチーム8といった若手中心のチームから、歌やダンス以外に何か一般層にアピールできる武器を持っているメンバーが台頭してくるかどうかが今後のカギを握っているといえるだろう。

 

韓国挑戦への門戸を開いた「PRODUCE 48」

ここ最近のアイドル界における大きなトレンドとして「日本人のK-POPシーンへの進出」が活性化しているというのも見逃せないところ。

もちろんAKB48を含め、日本のアイドルグループを応援している韓国人のファンは昔から大勢いる。

だがそれとは別の流れとして、「日本人がK-POPの様式を完全に受け入れた状態で韓国デビューする」というロールモデルが近年は確立されつつあるのだ。

その足掛かりとなったコンテンツが2017年末から2018年にかけて、韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」と48グループの協力により開催された日韓合同オーディション企画「PRODUCE 48」

2018年6月より視聴者参加型番組として約2ヶ月間放送され、審査員評価によるクラス分けや視聴者投票を繰り返し実施。下位の候補者が毎回脱落していき、最終的に残った12名が正式メンバーとして発表された。

日本人(48グループ)でメンバーに選ばれたのがHKT48から宮脇咲良と矢吹奈子(HKT48 3期生)、そしてAKB48からは本田仁美(チーム8 初代)の計3名。彼女達が所属することになった「IZ*ONE」は2021年4月までの期間限定ユニットとして活動を開始した。

現在彼女達は拠点を韓国に移しているが、もし予定通り活動終了後に48グループに復帰ということになれば、特にAKB48の本田仁美などは「IZ*ONE」加入前よりも知名度が爆発的に上昇しており、フォーメーションの中核を担うであろうことは間違いない

 

地元韓国人のアイドルファン層から高い評価を受けた意義は大きい

それまでもTWICEなどには日本人メンバーが3名在籍していたり、日本人の身体能力やビジュアルが韓国で通用することがある程度は証明されていた。

しかしこの「PRODUCE 48」がそれと異なるのは、可愛さやキラキラ感を重視する日本式スタイルでのパフォーマンスで既に活躍している現役アイドルが、グループの看板を背負い、K-POPという決して慣れていないジャンルに挑戦したこと。

そこで地元韓国人のK-POPファン層からも高い評価を受けてデビューを果たしたのは、真の意味で日本人アイドルの潜在能力の高さを証明したのではないだろうか。

日本人が完全にK-POP的プロデュースのレールに乗ってデビューするシステムはその後、今をときめくNizi Project(虹プロ)などにも繋がってくる部分があり、「PRODUCE 48」が道を切り拓かなければ虹プロも成功していたかどうかは分からない。

このことからも、いかに「PRODUCE 48」がアイドルの歴史に多大な影響を及ぼしたかが理解できると思う。

 

 

まとめ

AKB48の現状を考察してきたが、AKB48は基本的にチーム制を導入しているため、各チームにおけるエースの育成やパフォーマンスの向上といったところも重要になってくる。

特にチームAはAKB48自体の原型となるチームであり、野球でいえば巨人のような存在。

この記事を読んでいる方には巨人ファンも巨人アンチもいるだろうが、やはり(たとえヒール役でも)巨人が強くないと野球が面白くないのと同じように、個人的にはチームAからグループを牽引するエースが出てくることを期待したい

また、谷口めぐ・坂口渚沙・小田えりなといった、2018年の最後の総選挙で64位(フューチャーガールズ選抜ボーダー)以上にランクインしたもののそれ以降やや人気面で伸び悩みを見せているメンバーをいかに活躍させ、売り出していくかという運営の手腕にも今後は注目したいところである。

 

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